
一点一点異なった表情を魅せる、陶芸家・宮下将太の作品。
この秋から本格的にBASIC AND ACCENT全店で展開をスタートするこの機会に商品をご紹介いたします。
それぞれの個性を楽しみながら、お気に入りを選んでみてください。

宮下将太
美容師から陶芸の世界へ飛び込み、窯業や作陶の教育機関で学ぶことなく、独自のスタイルを築いてきた現代陶芸家・宮下将太。
現在は美濃焼の産地・岐阜県東濃地方を拠点に、国内の百貨店や海外での個展など、幅広く活動しています。
陶芸との出会いから、産地・岐阜へ
宮下さんが陶芸に惹かれたきっかけは、旅先で体験した陶芸だったといいます。その面白さに惹かれると、ほどなくして美濃焼の産地である岐阜県へ。窯業や作陶の教育機関に通うのではなく、現地に移り住み、周囲の人々とのつながりの中で陶芸を身につけていきました。
当時は、陶芸に携わる音楽仲間たちの間で「宮下さんに陶芸を教えよう」という動きまで生まれたそう。
活動の始まりもまたユニークです。ストリートミュージシャンから着想を得て、「ストリート個展」と称した風呂敷での展示や、原宿、海水浴場などで器を販売。既存の枠組みに頼らず、自ら作品を人の目に触れさせるところからキャリアを切り拓いていきました。
生地はキャンバス。色から考える器づくり
宮下さんのものづくりを語るうえで欠かせないのが、釉薬。
釉薬の面白さを引き立てるための形を探りながら器をつくっています。
世界各地から選んだ原料に加え、一般的な焼きものではあまり使われないような素材もストック。0.001g単位で配合を調整し、焼成温度も1℃単位で管理しながら研究を重ね、結晶釉をはじめとする独自の特殊釉薬を開発しています。

偶然性も魅力のひとつである陶芸の世界で、緻密な研究と実験を積み重ねる。その姿勢から生まれる器には、どこか力強さがありながら、繊細な表情も共存しています。
「調合」がもたらす表現の可能性
伝統的な技術だけにとどまらないのも、宮下さんのものづくりの特徴です。3Dデータによる原型設計や圧力鋳込みといった技術を取り入れ、近年ではAIなどの新しいツールにも目を向けています。
一点ものの作品をつくる「作家」でありながら、継続して生産できるプロダクトについても考えられています。
宮下さんが制作思想の中心に据える言葉は、「調合」。
それは釉薬の原料を混ぜ合わせることだけを意味しません。伝統と新しい技術、作家性と量産性、そして異なるジャンルや人との協働。それぞれを掛け合わせることで、これまでにないものを生み出していく考え方そのものです。
型にとらわれず、新しいものを取り入れながら、それでも焼きものならではの質感や美しさを追い続ける。宮下将太さんの器には、そんな独自のものづくりへの姿勢が映し出されています。
kaleido mug cup
「美しい」を意味するkalosと、「形態」を意味するeidosから構成されています。
英語で「万華鏡」を意味するkaleidoscopeにも通じています。
暦や音階など、地球の理に基づく「美しい」12角形をベースに構成されています。
G-E-N stackable mug
100年続く老舗製陶所(丸朝製陶所)の形に、宮下将太が意匠を加えたハイブリッドなマグカップ。
重ねて収納でき、裏面プラチナ焼き付けでも電子レンジ対応。









